ウィル・スミス、ラッパーを引退?

nanacent2006-11-23


今月、Premiere誌のエクストラインタビューで、最近はどんな音楽を聴いているのかと質問されたウィルが、
「どんな音楽を聴いているか?今はあまり音楽を聴いてない。古代神話の研究をしてるから、歴史的に物語がどう語られてきたか、その本質を本当に理解したい。だからカール・ユングや『千の顔を持つ英雄』のジョゼフ・キャンベル…まさに基本的な神話研究をやってる」
と変てこりんなことを言って、フレッシュ・プリンスファンを不安にさせていた。が、先週はさらに悪いことが。

ダラスで新作「幸せのちから」のプレミア上映が行われた際のレッドカーペット・インタビュー(3分48秒あたりのところ)で、今度はいつ音楽をリリースするのかと聞かれて、
"That might be in the past."(それは過去のものになるかも)
と答えたのである。
この衝撃発言に海外のファンフォーラムなんかも荒れ狂い、非難、抗議、叱咤、失望はもちろんのこと、「"Lost & Found"が最後のアルバムになるのだとすれば、それにふさわしい威厳のあるものだった。よくやったと言ってやりたい…」というお通夜ムードも甚だしい意見まで飛び出して、大変な騒ぎに。
当ブログとしても叫びたい気持ちは山々だが、正式な声明発表ではないので、しばらくは黙って情勢を見ることにする。(個人的には奴はやめないだろうと信じてる。)

ちなみにこのコメントが飛び出した翌日にデトロイトで行われたインタビューでは、下記のようなやりとりがあったことを追記しておきたい。

Q「今でもヒップホップのファン?」
ウィル「ヒップホップを愛してるし、これからもずっと愛してる。僕自身がヒップホップだ。僕らのヒップホップ文化は世界で1番素晴らしい文化だ、なぜならヒップホップはスポーツをのぞけば世界で唯一、すべての人種をあるひとつの共通性のもとに結びつけるから。マイクをロックし、観客をロックする。去年僕は所属しているオーバーブルック・レーベルからアルバムを出したし、僕の16歳の甥、K-SmithももうすぐCDを出す。僕と50セントがそれに参加してる。甥はライムで僕を打ち負かせると思ってるが、僕の19枚のプラチナディスクを見せてやるよ。ああ、そいつで落ち着くだろうから」

ええっ、50 Cent!?
あんたら喧嘩してたくせに、いつのまに家族ぐるみのお付き合いに…!?