ウィルパワー!

本日、ウィル・スミスはアメリカ映像博物館の記念式典に出席。映画スターとしての功績を称える名誉賞を授与される予定で、ジェイミー・フォックスストッカード・チャニングらも祝福に駆けつけるとか。
これを受けてHOLLYWOOD REPORTERが、過去に仕事をした共演者や監督のコメントを掲載していたのでちょっと紹介。実に褒め殺しの様相を呈していた。


「ウィルのユニークなところは、ファニーにもシリアスにもなれる能力だ。ユーモアと真剣味の矛盾。一個人の中に見られるのは非常に珍しく、彼はどちらも卓越している」 トニー・スコット(「エネミー・オブ・アメリカ」監督)


「ウィルに初めて会ったときのことを覚えてる。ラッパーたちの中ではるかに一番頭がよく、才能があった。とにかく楽しいやつだった、どんなときでも。いつでもみんなを笑わせ、楽しませようとしていた」 ジェームズ・ラシター(ウィルの高校時代からの友人で、現在のマネージャー兼ビジネスパートナー)


「(プロデューサーがウィル・スミスの起用を薦め、彼はスターになると断言したことを受け)監督のフレッド・スケピシも僕も『ああ、そうかい。冗談はよしてくれ!』って言ったよ。そのあと別々に『ベルエアのフレッシュプリンス』のセットへ行って、ウィルに会ったんだ。非常に素晴らしかった。彼はなぜこの役をやりたいかを僕に話した。『僕は俳優だ。僕の中には今以上のものがある。自分を信じてる』って。彼は本当に恐れ知らずだった。映画の一場面を僕の前で演じてみせた。どぎもを抜かれたよ。初めてその役を目にしているように感じたんだ。ウィルは最高級の野心家だ。楽な状況を求めるのではなく、『これ以上のものが自分にある』って言うんだ」 ジョン・ギャレ(「私に近い六人の他人」の戯曲版および映画版の脚本家)


「彼には本物の存在感があった。背が高くハンサムで活発、すべての特性を備えていた」 ジェリー・ブラッカイマー(プロデューサー。「バッドボーイズ」で映画会社が反対する中、テレビスターに過ぎなかったウィルの起用を推したことについて)


「ウィルは実に面白く、共演するのは本当に楽しい。いつでもセットにいる人間全員を笑わせ続けようとするんだ。現場に元気のない人がいれば、ウィルはそういう人たちを探し出して、笑いが止まらなくなるまで楽しませる。寛大な心を持っているから一緒にいると素晴らしいよ」 トミー・リー・ジョーンズ(「メン・イン・ブラック」シリーズで共演)


「彼の善良さに起因するわ。人々が彼を応援するのは、あんなにいい人だからよ。すごくオープンマインドで、まさにすべての事柄を本当に知りたがるの。彼が教えてくれたのは、もし何かをやろうとするなら徹底的にやれってこと。彼はそうやって生きてるのよ。彼が最高級のビッグスターである理由はひとつ、やることすべてに150%打ち込むからよ」 エヴァ・メンデス(「最後の恋のはじめ方」で共演)


「ウィルの驚嘆すべきところは、誓約を完全に果たすところだ。結論はこうだ。人生のどの場面においても、ウィル・スミスほど素晴らしいパートナーを持つなんてことは想像すらできないことだ。私に関する限り、彼が"THE GREATEST"だ」 マイケル・マン(「アリ」監督)


だったらもっと使って下さい。ジェイミーばっかり撮ってないで!

ウィル・スミス、サイエントロジーへの入信を拒否

nanacent2006-12-02


という記事が(ようやく)出た。
トム・クルーズとつるみすぎているせいで、もはやウィル・スミスがサイエントロジストであることが既成事実のように書かれた記事も頻繁に出回っていたが、今回のコメントで外野が静まれば何より。
曰く、「僕はキリスト教バプテスト派の家に育ったので、もしもサイエントロジーに入ったらおばあちゃんが棺から飛び起きちゃう」とのこと。
サイエントロジーには素晴らしい、目を見張るようなコンセプトがたくさんある」としながらも、入信しないことはトムちんにも話したとか。


ウィル・スミスの宗教観というのは、信仰心が厚い人間としては非情に視野が広いと思う。
最近のインタビューにもあったが、ウィルはプロテスタントの一家に生まれながら、カソリックのミッションスクールに通い、近所にはユダヤ教徒や「きれいなイスラム教の女の子」がたくさんいたとか。
新約に旧約、コーランといった多くの聖典を読み、すべてに共通して書かれていたことー「盗むな、殺すな、嘘をつくな」を真理として信じると語ったこともあれば、イエス・キリストが各地で奇跡を起こしたという寓話を鵜呑みにするのではなく、その物語が言わんとしている教えを理解する、その解釈を重要視していると語ったこともある。
モハメド・アリの役を演じるにあたってブラックムスリムを学んだ後には、イスラム教団がウィル・スミスの入信を期待しているという声明を発表したこともあった。
それは実現しなかったが、911同時多発テロが起こった際にウィルがアリと一緒にテレビの特別番組に出演してアメリカ国民に訴えたことは、「事件を起こしたのは人の憎悪の心であって、イスラム教徒ではない」と報復戦争へ向かう流れを断ち切ろうとするものだった。


保守的、排他的なキリスト教徒の友人に向けて書いた曲、"Ms. Holy Roller"の中では次のようなメッセージを伝えている。
"The greatest atrocities ever committed on this planet have been in the name of God. This country was founded by Puritans, for the expressed purpose of oppression-free worship. Your attitude is the same arrogant, fearful fundamentalism that fueled the hatred of the Crusades & the attacks on 9/11. If we are not allowed to worship God as groups & individuals free from persecution, in respectful tolerance, there’s only one outcome."
(この星でこれまでに犯された最大の残虐行為は、すべて神の名におけるものだった。この国は清教徒によって創始され、その目的は弾圧のない、信仰の自由のためと明示された。君の態度は十字軍や911攻撃の憎悪をあおった、傲慢で恐ろしい原理主義と同じものだぜ。もしも俺たちが団体、または一個人として迫害から解放され、他人への敬意と寛容をもって神を崇拝することが許されないなら、導かれる結果はひとつしかない。)


また、今月のPremiere誌のインタビューで、「あなたはキリスト教徒ですか?」と聞かれたときの答えは下記の通り。
"When I'm trying to figure out whether something is right or wrong for me to do, I ask myself, "God, what would Jesus do?" We believe that every individual has to find their relationship with whatever that higher power is individually. Muhammad Ali said it best. He said, "There's only one religion, and that religion is love." That's what we practice. We practice love."
(自分のとろうとする行動が正しいか間違っているかを突き止めようとするときに、僕が自分自身に問いかけるのは「イエスならどうなさるか」だ。至高の存在が何であれ、誰もがそれぞれの神との関係を見出さなくてはならないと思う。モハメド・アリがそれを一番上手に表現した。「宗教はひとつしかない。その宗教とは愛だ」それを僕らは実践してる。愛を実践してるんだ。)

ウィル・スミス、ラッパーを引退?

nanacent2006-11-23


今月、Premiere誌のエクストラインタビューで、最近はどんな音楽を聴いているのかと質問されたウィルが、
「どんな音楽を聴いているか?今はあまり音楽を聴いてない。古代神話の研究をしてるから、歴史的に物語がどう語られてきたか、その本質を本当に理解したい。だからカール・ユングや『千の顔を持つ英雄』のジョゼフ・キャンベル…まさに基本的な神話研究をやってる」
と変てこりんなことを言って、フレッシュ・プリンスファンを不安にさせていた。が、先週はさらに悪いことが。

ダラスで新作「幸せのちから」のプレミア上映が行われた際のレッドカーペット・インタビュー(3分48秒あたりのところ)で、今度はいつ音楽をリリースするのかと聞かれて、
"That might be in the past."(それは過去のものになるかも)
と答えたのである。
この衝撃発言に海外のファンフォーラムなんかも荒れ狂い、非難、抗議、叱咤、失望はもちろんのこと、「"Lost & Found"が最後のアルバムになるのだとすれば、それにふさわしい威厳のあるものだった。よくやったと言ってやりたい…」というお通夜ムードも甚だしい意見まで飛び出して、大変な騒ぎに。
当ブログとしても叫びたい気持ちは山々だが、正式な声明発表ではないので、しばらくは黙って情勢を見ることにする。(個人的には奴はやめないだろうと信じてる。)

ちなみにこのコメントが飛び出した翌日にデトロイトで行われたインタビューでは、下記のようなやりとりがあったことを追記しておきたい。

Q「今でもヒップホップのファン?」
ウィル「ヒップホップを愛してるし、これからもずっと愛してる。僕自身がヒップホップだ。僕らのヒップホップ文化は世界で1番素晴らしい文化だ、なぜならヒップホップはスポーツをのぞけば世界で唯一、すべての人種をあるひとつの共通性のもとに結びつけるから。マイクをロックし、観客をロックする。去年僕は所属しているオーバーブルック・レーベルからアルバムを出したし、僕の16歳の甥、K-SmithももうすぐCDを出す。僕と50セントがそれに参加してる。甥はライムで僕を打ち負かせると思ってるが、僕の19枚のプラチナディスクを見せてやるよ。ああ、そいつで落ち着くだろうから」

ええっ、50 Cent!?
あんたら喧嘩してたくせに、いつのまに家族ぐるみのお付き合いに…!?

本日、オプラ・ウィンフリー・ショーに出演

公式サイトより。





追記:Youtubeで全編見れるよ!
その1 http://www.youtube.com/watch?v=yhTH1EIcxcU
その2 http://www.youtube.com/watch?v=rLGyiSOjwI4
その3 http://www.youtube.com/watch?v=Mru9IUwchgM
その4 http://www.youtube.com/watch?v=vSRQf1cnGbY
その5 http://www.youtube.com/watch?v=Aau4dSzXxqw

追記:↑削除された。ちっ。面白かったのにな。いま見れるのは熱烈なキスシーンのみです。
http://www.youtube.com/watch?v=ZiZQJCmU2NE

ウィル・スミスの忙しい一週間

"I AM LEGEND"の撮影に「幸せのちから」のプロモーション、おまけにトム&ケイティの結婚式までかぶっていた一週間。

火曜日 テキサス州ダラス



水曜日 ミシガン州デトロイト



木曜日 フロリダ州マイアミ

動画ニュースへのリンク



金曜日 イタリア国ローマ



お疲れの出ないようにネ…。

ジェイダ・ピンケット・スミスはサイエントリジスト?

最近、トム・クルーズケイティ・ホームズ夫妻とつるみすぎているジェイダ・ピンケット・スミスまたつるんでいた。カリフォルニアで息子のサッカー観戦をするトム&ケイティに加わるジェイダの図。トムとの抱擁もあっつあつ。
そんなこんなで最近、ジェイダはサイエントロジー信者ではないのか、というような噂もちらほら聞くが、一応公式にはそのような発表はない。
うちのボスのトレンさんは「あれはそんなタマじゃない」と言い切っていた。

DJ Jazzy Jeff & The Fresh Prince再結成の噂は…

nanacent2006-11-12


フレッシュ・プリンスことウィル・スミスとDJジャジー・ジェフが近く再結成を計画しているというニュースが今月初めにイギリスのSUN紙に掲載され、すぐに多くのメディアがこれを報じた。
その内容は、今月末にイギリスのウェールズ地方で行われるBCM Reunionのイベントに二人が出演するということ、さらに来年"Boom! Shake the Land"と銘打ったライヴツアーを行う予定である、ということだ。
SUNよ。つくならもうちょっとマシな嘘をつかんかい。涙
賭けてもいいが、ウィルはそのイベントには出席しない。その頃ロンドンにいる予定、とあるが、ロンドンにもいない。ニューヨークで"I am Legend"の撮影の真っ最中だし、空き時間には12月に全米公開される「幸せのちから」のプロモーションにかかりっきりのはず。やつはこの映画でオスカーノミネーションを獲ろうとしてるので、今この時点で音楽にかまける気など絶対にない、と思う。暇あれば営業回りに出る、と思う。
そしてライヴツアーだが…、
"Boom! Shake the Land"
ファンなら誰でも、このツアータイトルを見ただけでガセと確信せずにはいられんだろう。なにをどうまちがってもこうはならん。"Boom!"はウィル・スミスが「作ったことを後悔した」と公言した唯一の曲である…。

記事の中で正しいのは、ジャジーとウィルが今でも親友だという記述の部分ぐらいか?わざわざ再結成と銘打たなくとも、イベントクラスのライヴ出演なら二人は10年来続けているし、実際ウィルの映画撮影が終わる来年3月にもマイアミのライヴイベントや、アフリカで行われるネルソン・マンデラ関連のチャリティコンサートに出演する予定がすでにある。
ファンが待ち望んでいるのはJJFP名義のアルバムリリースと、ピンのライヴツアーの実現だが、これははっきり言って遠い。期待できない。ウィルに関して言えば3月に"I am Legend"の撮影を終えた後、5月からすぐに次回作"Tonight, He Comes"を撮るというハートブレイキングなニュースもある。去年見つけたはずの「ラッパーとしてのボク」をどうやらまた忘れてるからね、この人。"Lost and Found andまたまたLost"にアルバムタイトルを改題しなさい!

二人がツアーをやろう、アルバムを作ろうと言い続けているのは事実で、実際今年の夏にも二人は何曲か音入れをしている。来年早々にも発売されるジャジーのソロアルバムに収録される可能性もあるので、ファンにとってはそれが1番確実性のあるJJFPのニューマテリアルになりそうだ。あとはプリンスの目を覚まさんことにはどうしようもないです。